狂愛されし少女の夢現



『愛して、います』


その言葉を呟けば 何故か心が一瞬痛んだけれど、どうしてかは 分からなかった。


けれど愛の言葉を囁けば、


「僕も愛しているよ、誰よりも」


セシル様は、ご褒美をくれる。


『んっ・・・、』


何度も絡み合う舌が、彼女の脳を麻痺させていき、 そして心を、壊していく。



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