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純花は驚いた。
すべて純花が思い反省していたことを言い当てられてしまった。
そして一瞬にして純花が抱えていた不安を解消したのだ。
「あのっ、また話しかけてもいいですか?」
彼との空間はとても心地いい。
この本屋のように。
「いいよ。
俺でよければいつでも。」
そういって柔らかく優しい笑顔を純花に向ける。
「はい。ではまた。」
純花は、そう言って笑顔で彼に背を向けて本屋を後にした。
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