゚。*Dear Snow*。゚

君は、誰?

昨日は、びっくりしたな…。
あの子、どうなったんだろう…?
気になって、昨日彼女が居た所を通ってみた。
「やっぱいない…かぁ…」
そこに彼女は居なかった。
家にでも帰ったんだろうか…?
「って、やべ!もうこんな時間!?学校遅刻じゃん!!」
全速力で学校に向かった。

…結果はもちろん遅刻だった。
「翔、また遅刻かよ〜!」
「っるせ、寝坊したんだよ!」
昨日は一日中あの子のことが頭から離れなくて全然眠れなかった。
「クマできてるぜ〜」
「まじかよ!!一時間目は数学か…よし、寝る。」


友達の話によると、あれから4時間目までずっと眠ってて、何回も先生に叩かれてたらしい。
頭が痛いのはそのせいか…。

「…そういえばこの後、雪祭の準備だったっけ…。」
雪祭っつーのは、学校の行事で、クラスで一つ雪でアートを作って発表するの。
「めんどくせ…」
ダウンを羽織ると、友達と一緒にグラウンドへと向かった。

「「何作るー?」」
ああ、そういや決めてなかったな… 俺のクラスって本当無計画だなぁ
まあそんなクラスが好きなんだけど。
「翔、お前も一緒に雪合戦しようぜーっ!」
いつの間にか雪合戦してるし…
「おう、やる!」



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