゚。*Dear Snow*。゚
「…じゃあ、私、帰るね」
え?もう…?
「ま…待って!」
「…?」
やば…つい、引き止めちゃった…
だって、なんだかもう会えないような気がして…。
「も、モデルになってくれたお礼に、なんかおごるよ!食べ物とか!」
「え…で、でも…」
「いいからいいから!行こっ」
俺は半ば強引に彼女を引き止めた。
−−−−−−−−−−
「ここで待ってて!俺買ってくるから。何がいい?」
俺はあまり人気のない公園へ彼女を連れてった。だって、こんな寒い中、女の子が半袖一枚でいたら、皆ビックリするだろうし…。
「やっぱ、暖かいもの?」
俺が問うと、彼女は首を横にふった。
「なるべく、冷たいもの…」
「え!?じ、じゃあ…アイスとか…?」
「アイス…?よくわからないけど…冷たいなら、いい」
「わ、わかった…じゃあ買ってくるね!」
俺は近くのスーパーに向かった。
*****
「それにしても、不思議な子だよなぁ…」
アイスを選びながら、呟く。
こんな寒い中、半袖一枚で、それにアイスを頼むなんて…人間とは思えない…まさか、霊…?
「…ないない、」
変な考えを吹き飛ばすかのように頭をふり、ガリ○リ君を手にレジへ向かった。
*****
「おまたせ。はい、アイス…って、冷たくないの!?」
公園につくと、彼女が雪の上に座っていた。
「気持ちいい…」
「そ、そっか…」
やっぱり不思議だな、と思いながらも彼女にアイスをわたす。
「これが、アイス…」
ぱくっと一口食べた。
「…美味しい」
また、可愛らしく微笑んだ。
…ん?アイス、食べてる…ってことは、やっぱ…
「霊じゃないじゃん!」
いきなり俺が大声をだしたから、彼女がビックリした。
「なんだーよかった〜…こんな寒い中半袖一枚でも平気だからもしかしたらって思ってたけど…そうだよね、人間だよね!」
すると、彼女の顔が曇った。もしかして怒った…?
「ご、ごめん!失礼だったよね!人間に決まってるよね!本当、ごめん…」
「…違う」
「え…?あ、ちょ…」
それだけ言うと彼女はどこか行ってしまった。
「最悪だ…俺…」
絶対怒ったよな…俺、超失礼なこと言ったし…
それにしても、最後の"違う"って…?霊じゃないってこと…?
よくわからないまま、俺は家に帰った。
え?もう…?
「ま…待って!」
「…?」
やば…つい、引き止めちゃった…
だって、なんだかもう会えないような気がして…。
「も、モデルになってくれたお礼に、なんかおごるよ!食べ物とか!」
「え…で、でも…」
「いいからいいから!行こっ」
俺は半ば強引に彼女を引き止めた。
−−−−−−−−−−
「ここで待ってて!俺買ってくるから。何がいい?」
俺はあまり人気のない公園へ彼女を連れてった。だって、こんな寒い中、女の子が半袖一枚でいたら、皆ビックリするだろうし…。
「やっぱ、暖かいもの?」
俺が問うと、彼女は首を横にふった。
「なるべく、冷たいもの…」
「え!?じ、じゃあ…アイスとか…?」
「アイス…?よくわからないけど…冷たいなら、いい」
「わ、わかった…じゃあ買ってくるね!」
俺は近くのスーパーに向かった。
*****
「それにしても、不思議な子だよなぁ…」
アイスを選びながら、呟く。
こんな寒い中、半袖一枚で、それにアイスを頼むなんて…人間とは思えない…まさか、霊…?
「…ないない、」
変な考えを吹き飛ばすかのように頭をふり、ガリ○リ君を手にレジへ向かった。
*****
「おまたせ。はい、アイス…って、冷たくないの!?」
公園につくと、彼女が雪の上に座っていた。
「気持ちいい…」
「そ、そっか…」
やっぱり不思議だな、と思いながらも彼女にアイスをわたす。
「これが、アイス…」
ぱくっと一口食べた。
「…美味しい」
また、可愛らしく微笑んだ。
…ん?アイス、食べてる…ってことは、やっぱ…
「霊じゃないじゃん!」
いきなり俺が大声をだしたから、彼女がビックリした。
「なんだーよかった〜…こんな寒い中半袖一枚でも平気だからもしかしたらって思ってたけど…そうだよね、人間だよね!」
すると、彼女の顔が曇った。もしかして怒った…?
「ご、ごめん!失礼だったよね!人間に決まってるよね!本当、ごめん…」
「…違う」
「え…?あ、ちょ…」
それだけ言うと彼女はどこか行ってしまった。
「最悪だ…俺…」
絶対怒ったよな…俺、超失礼なこと言ったし…
それにしても、最後の"違う"って…?霊じゃないってこと…?
よくわからないまま、俺は家に帰った。