ごく当たり前の日常から
今日は、丁度パートも休みだし。

夕霧さんも仕事は休みだと聞いたので、勇気を振り絞って、メールを送ったものの…返事を見るのが、ちょっと躊躇われた。


…断れたら、どうしよう。



そんなことを思って、悩んでいるうちに、いつの間にか、携帯が私の手元から無くなっていた。


「あ…夏美」


「えーと?……『良いですよ、1時ですね?……待ち合わせ場所は、あの喫茶店で良いですよね…。草壁さんに会えるのを楽しみにしています…』だって♪」



私は、ムキになって携帯を取り戻した。
どっちが、子供なんだか分かんないわね。

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