争いの果てに見えるもの
この頃崖下のレプトン軍では、
指揮官であるドーソンが監視を続けるばかりで、
未だ攻めてこないアッカス軍に対し、
「実は本隊は別にいるのでは…」
そう思っており、
もしここで攻め込まれたら、
身を隠せるところのない自分達が不利な立場に立たされるのは目に見えていた為、
この場を離れることを決意した。
その前に一個小隊を恐らく数名しかいないであろう敵兵のもとへ、
見付からぬ様そっと行かせる事も考えたが、
万が一敵軍の本隊がいた場合や、
彼等が我々本隊に帰って来る迄の時間を考え、
監視している敵兵は無視する事にした。
所詮数名の兵士ではどうすることもできないと考えたのだ。
指揮官であるドーソンが監視を続けるばかりで、
未だ攻めてこないアッカス軍に対し、
「実は本隊は別にいるのでは…」
そう思っており、
もしここで攻め込まれたら、
身を隠せるところのない自分達が不利な立場に立たされるのは目に見えていた為、
この場を離れることを決意した。
その前に一個小隊を恐らく数名しかいないであろう敵兵のもとへ、
見付からぬ様そっと行かせる事も考えたが、
万が一敵軍の本隊がいた場合や、
彼等が我々本隊に帰って来る迄の時間を考え、
監視している敵兵は無視する事にした。
所詮数名の兵士ではどうすることもできないと考えたのだ。