争いの果てに見えるもの
この丘の上が、

「レプトン族」の聖地。


そしてその石碑の裏にきりたった崖があり、


その崖には壁画が描いてある。



そこにはペガサスにも似た想像上の生き物が神として描かれている。


この壁画が、


「アッカス族」の聖地を意味している。


両者は互いにこの想像上の生き物を神として崇めているのだ。


両者はそれぞれ地の神、天の神とし、


互いに正反対の存在となっている。


そしてその聖地を隔て、


東西に分裂してしまっている両者は互いに聖地を独占しようとしており、


その為に両者の間で何年ものあいだ争いが絶えなかった。



その戦いは聖地にダメージを与えぬ様常に離れた所で行われている。



そして今も尚醜い争いは続いており、


子供達は物心付く頃から銃を片手に訓練に励み、


後に戦場へと旅立っていく。
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