争いの果てに見えるもの

「ああ、この服？


確かに俺はレプトン族の人間だ！


その上兵士として戦闘にも参加している、


我々はある年齢が来ると男は軍に入らなければならない決まりがあるんだ！


だから仕方なくこんな事をしているが…


でも本当はこんな殺し合いなどしたくない！


しかし馴れと言うのは怖いものだな！


今では自分の身を守るためとはいえ、


平気で相手を殺してしまう…


そうしなければこっちが殺られてしまうからね！


そんな自分が今では嫌で仕方ないんだ…


だけど自分の身を守るためには戦わなくてはいけない！


だが軍に入ったばかりの頃はこんな気持ちではいられなかった！


ただひたすら一人でも多くの敵を倒したいと、


ただそれだけを思いながら戦っていた、


だが今では殺し合いをする事に疑問を感じている！


軍に入ってしまった以上命令には背けない！


しかしもうこれ以上余計な血を流したくないんだ！


けど命令を受けた以上矛盾を感じながらも戦わなくてはいけない！」


この時ルイスの表情が突然暗くなり俯きながら呟いた。