スキ・スキ東上先生★俺もヤバいほど・スキ★
次の日学校へ行くと、みんなの注目の的。





夜遅く帰って来た父さんとは顔を合わせていない。





怒られる事は覚悟の上、いつまでも父さんの言いなりにはならないんだから。





真ちゃんが教室に入って来ると、何故か目が合う。





真ちゃんにはどう私が映った。





少しは綺麗になった?





真ちゃんの彼女に少しでも近づきたかった。





「東上先生未來綺麗になったでしょ?」





「あぁ最初飛鳥だと言うことが分からなかったよ。」




嬉しい。





「でも俺は三つ編みしてる飛鳥が、可愛くて良かったな。」





そんなぁ、ひどいよ。





私は綺麗になって、真ちゃんに似合う女性になりたかったのに。





「未來俺はかなり似合ってると思うよ。兄貴の腕は確かだから。」





圭吾の言葉が素直に喜べなかった。





だって百合花泣きそうなんだもの。





圭吾私なんかじゃなくて、百合花を見てあげてよ。









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