スキ・スキ東上先生★俺もヤバいほど・スキ★
思ったより奥の部屋は広くて、高広さんらしい感じがした。





高広さんとは一度会っただけなのに、私はどうして高広さんのとこに来たのか、自分でも分からない。





「未來ちゃん難しい顔して、未來ちゃんが来てくれたのは凄く嬉しいからね。」




その言葉に緊張した気持ちが和らいで行く。





「突然押しかけてごめんなさい。自分でも分からないです。気がついたら高広さんのお店の前にいたの。」




「俺は嬉しいと思ってる、俺未來ちゃんを初めて見た時、何となく自分と同じ何かを感じたんだよね。」





私も何かに導かれるように、ここにやって来た気がする。





それが何だか分からないけど。










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