Blood Honey
「ゲホッ、ゴホッ!!」
「!!……タフなの…?」
おかしいな、私確かに手加減はしたよ?(しないと原型わかんないし。)
でも気絶するはずなんだけどな…
「いってー(泣)
お前ホントに女かよι」
「お前こそ男かよ。
女にやられるとかダッサいね。」
コイツめ、一応女だよ。
お前が弱いだけだろが。
「吾妻は技を見て入れたわけじゃない。
そのタフさと、治癒力だ。」
「…ふうん…」
なるほど、だから常人なら気絶する蹴りもタフさと、治癒力で復帰したと。
でも………
「甘いね。
タフさと治癒力だけじゃ暗殺なんて無理。」
「その為にお前がいるんだろが。」
そう、暗殺に必要不可欠な俊敏さが全くない。
気配も探れてないし、殺気も出せてない。
「……こりゃとんだ素人が入ったもんですね…。」
「まぁ、よろしく頼むよ。」
ギルリアのその言葉で、練習は再開する。