Blood Honey
―――――――
ドカッ
ガッ
バキ
ドン
「ックソ!
オラァァァ!!」
「甘い。
熱くならない、冷静に物事を考えなさい。」
最初は武道からと言うわけで、まず殴り合いから。
「ここで受け流す、そこで受け身。
受け身をとってからの機転の早さ。
気配を消して近付き、一発で相手を仕留める。」
「ウッ、ハァ…!」
「お!やってるねぇ…vvV」
声の聞こえた方へ目を向けると、グラジオラスがいた。
「何用?」
「用はないけど?
て言うか、前見なくていいの?ι吾妻来てるけど。」
「見なくたって十分。
気配すら隠せないんじゃ、何処向いてたって一緒。」
グラジオラスと話しながら、片手で吾妻の攻撃を防ぎ投げ飛ばすシルビア。