J//High:schooL
「クラス替えかー…」
3月の時は、嫌だなーって
ずっと言ってたっけ
だけど、時間は止まることなく進んでいる。
あたしがあいつを好きになるように
時間は次から次へと去っていく
もし、クラスが離れたら
それで終わりの関係
特に仲が良かったわけでもない
第一、あいつには好きな人がいるみたいだし…
「実乃里ー!超ラッキー、うちら同じクラスだよ!」
満面の笑みでピースを作るあたしの友達、楢崎唯
「ホントー?何組、何組?」
手を振り替えして、唯の元へ行く
「7組だよーん!」
「7組かー、担任は西崎っぽいね」
「だねー!あいつ、まじ顔キモいから嫌だな」
ゲラゲラと笑う唯と、
もう一度クラス割りを見に行った