J//High:schooL
「ホントだ…」
いっぱい、いっぱいに背伸びをして、
記される名前をじっと見つめる
また、1年…
同じクラスだ…
「てことで、席隣やから、いろいろとよろしくな」
じゃ、と、手を振って、
自分の仲間の元に戻っていく青野
「………………」
無言でずっと一点を見つめたままのあたしに
唯が身振り手振りで
あたしの気をひくけど
今はそれどころじゃない。
もの凄く…嬉しい
それからしばらくして
チャイムが鳴り響いた
新しいクラスで
迎えた担任はやはり西崎
「えー、今日から、お前らの担任の西崎だ、よろしく」
そう言って、さっそく
始業式のために
あたしたちを体育館に
行くようにと告げた。
あたしは、唯と2人で
いろんなことを話ながら
体育館への道程を歩いた