心離れのルームメイト

視線の先にはスーツ姿の尚が。外回りとかやってるのかな。


「ねえ！カッコイイっしょ！なんか芸能人みたいね！一般人にしておくのがもったいないくらい。あんだけ、カッコイイと彼女とかいそうだよね！」


彼女か、いてもおかしくないよね。


「あっ！！」

突然、尚のもとにスタイルがよく大人の女性っぽい美人が駆け寄っていた。そして仲したしげに話しこんでいるようだ。

「あんな笑顔はじめて見た。」

「考？」


何、胸が苦しい。


「うんうん。なんでもない。早く行こう。」