心離れのルームメイト
「どうだかな。私のこと何にも知らないくせに、わかったような事言わないでよ。他人なんだから。昨日会ったばかりだし、私も尚のことほとんど知らないし。」


「そうだよな。所詮他人だしな。」



他人なんかじゃない。もっとこう違った存在でありたい。
思わず立った。


「食わないのか?」

「いらない。」

「腹減ってんじゃねえの?」

減ってなんかないもん。


「もうお腹いっぱい。」
< 55 / 733 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop