心離れのルームメイト
怖い。今の思いを打ち明けるのが。打ち明けたら。この生活が終わってしまいそうな気がして。


「ごめん!部屋戻る。」

振り向きもせず。部屋へ戻ろうとした。


「本当に忘れていいのか?」

「意味わかんない。忘れていいの決まってんじゃん。深い意味ないから気にしないで。」


涙とまんないよ。


「夢はとっくに覚めてるはずだけど。」

え!すぐ後ろに尚がいる。
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