心離れのルームメイト
「今日は仕事は?」

「休みだよ。休みだから彼女を家に連れてきたんだ?」


冷たい話し方、まるで別人。涙でそう。


「ちょっと!もう少し優しい言い方できないの?」


そんな哀れな目で見ないでよ。余計に惨めになるじゃない。


「普通、こんな朝早くから彼女を家に連れ込むの?それとも昨日あれからこの人ここに泊ったの?いやらしい。私がいること忘れちゃってた?」


「そんなことないよ?私たち、別にそんな。」


…うるさい。だまれ!あんたの話なんて聞いてないんだから。
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