心離れのルームメイト
そんな辛い顔しないで。


「いいの!私が悪いんだから。すごく痛かったけど。」

「ほんとごめんな」


そう言い私のほほに優しく触れた。


「これぐらい平気だよ?うん。それに泣いてなんかないよ?さっきのでしょ?」

「バカ。涙と雨の滴ぐらい見分けつく。」


そんなマジな顔で言わないでよ。期待しちゃう。私。


「ほら。また泣いてる?ほんと。泣き虫だな。」
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