あなたが教えてくれたもの

私は直ぐさま準備室から出ようとした

パシッ

だけどそれはアイツの手によって塞がれた


さっ最悪っ!!・・・なんだか面倒な目にあいそうかも・・


「なんですか?用事は済みましたよ早く教室に戻って次の授業の準備したいのですが」

私はアイツの目を見ずに面倒な目にあわないように綺麗な言葉を並べた


まぁ他の先生にもこうゆう態度だけど面倒な目にあいたくないしね・・・


「お前さっき先生って言っただろ?」

はっ先生?

「言いましたよ先生は先生ですし・・・」

あっ・・・しまったっ先生って言ったらダメだったんだ
やばっ面倒な目にあいたくなかったのにっ


「すいませんっ先生とは言ったらダメでしたねじゃあ勇気さん次の準備があるので私はこれで・・・」

まぁこれでなんとか免れるだろ面倒なことは


だけどアイツは私の腕を掴んだまま離そうとしない


「あのっ早く行きたいんですけど・・・」

「お前っ俺の教育実習が終わるまで俺のパシリな」

「はっ!?」


思わず素っ頓狂な声がでてしまった


いっ今なんて言った・・・『教育実習が終わるまで俺のパシリな』


アイツが言った言葉が頭の中にリピートされる


教育実習が・・・終わる・・まで・・・アイツの・・・パシリ・・・・あっ有り得ないっなっなんとか免れないと今のこの状況を・・・

「あの?なんで私が勇気さんのパシリをやらないといけないんですか?他にやりたい人いると思うので私じゃなく他の人を雇ったらどうですか?いっぱいいると思いますよやりたい人」


これならまぁ〜なんとか・・・

「俺はお前に頼んだの他のヤツとか無理だから」

「なっ・・・」


キーンコーンカーンコーン


反論しようとしたら次の授業のチャイムがなった

「じゃあ明日からよろしくな長野さんっ」

「・・・・ッ」

アイツは意地悪な笑みを浮かべながら私に言った


私は渋々準備室から出た


あっありえない面倒な目にあいたくなかったのに・・どうしてこんなめに合わなくちゃならないのっ!!どっかまずったか私の言い方・・・
はぁー明日から学校行きたくない〜!!
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