好きって言ったら



「俺も腹へったー」

及川先輩が言う。

「あたしもお腹すきました!」

「じゃあ、食堂に買いに行く?」

吉川先輩はポケットから財布を出して立ち上がった。

「えっと、愛が戻ってくるかもしれないから
あたし待ってていたいんですけど・・・」

「おつかい頼んでいいですかって言いたいんだろ。」

「わかってるよ」っと言わんばかりに吉川先輩は言った。

「すみません...」

「いいって大丈夫買ってくるよ。誰か行きますー?」

一応、高2の吉川先輩は鈴木先輩を除いた3年の先輩には
適当な敬語を使って話す。

「俺も着いていくわ。」

山崎先輩が言うと

「俺もー」

と言って鈴木先輩も立ち上がった。

「及川行かねーの?」

何も言わない彼に対して鈴木先輩が問う。

「え、めんどいし。」

でた、自由人!

「ってことで俺もおつかい頼むわ、吉川!」

「うぃー。じゃあ、行きましょうか。」


こうして3人は部室から出て行った。
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