星空の追憶
「懐かしい…?」


意外な言葉だった


「そう、お母さんもね、昔は、悩みがある度に、こうやって、星達に聞いてもらってたのよ」


母はにっこりと笑った


「星達に…?」


母は静かにうなずく


「お母さん…乙女だったんだね」


ちゃかす様に言う


「あら、お母さんは今でも乙女よ?」


笑ながら答えた


だけど…


分かってる…
きっと、落ち込んでる様に見えた私を、励ましてくれてるんだ…
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