星空の追憶
「ちょっと来て」


賢治はそう言うと、先に行ってしまった


「ちょ…」


呼び止める間もなく、歩いて行ってしまう賢治の後を追って、屋上へと向かう

ようやく賢治に追い付いたのは、屋上に着いてからだった


な…何だろう…
こんな、人気の無い所に連れてきて…


「ふぅ、こんなとこまで連れてきて、何の用?」


少し息を切らしながら聞いた
内心では、ドキドキしている


こ…告白…とかかなぁ…
< 110 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop