星空の追憶
気が付くと、まわりがざわざわしている
みんながいる
いつもの様に…


「みんなずっと、いたんだよ…」


「え?だって、さっきは…」


「違う…違うんだよ洋子…」


「どういう…事?」


「みんなずっといたんだよ。洋子、いないのは…洋子なんだよ」


「私が…いない?」


「そう、洋子が、急にいなくなったんだ…」


聡はそう言い終わると、背を向けて歩いて行ってしまった

辺りはまた静かになっていた
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