星空の追憶
考えれば考えるほど、賢治が頭から離れなくなる


あぁ…
そっか…
好きになってたんだなぁ…


コンコンコン…


ノックが聞こえた


「洋子?どうかしたの?具合悪いの?」


母が私に気付き、心配している


「違うの…大丈夫」


「そう…じゃあどうしたの?学校は?」


「ねぇ、お母さん?」


ドアは開けずに、尋ねる
今はこんな顔見せられない


「お母さんは、お父さんの事、好き?」
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