星空の追憶
「どうしたの?急に…」


突然の質問に戸惑う母


「良いから答えて」


構わず答えを求める
真剣な声に、母はゆっくりと答えた


「当たり前でしょ?」


「じゃあ、お父さんの事が頭から離れなくなったりする?」


自分の今の感情を確かめる様に、聞く
自分だけで認めてしまうのが怖かったのかもしれない


「お母さんはいつでもお父さんの事考えてるわよ?人を好きになったら、そうなるものなのよ」
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