星空の追憶
「彼…?」


カーテンを開けると、そこにはベッドがもうひとつあり、男子生徒が寝ていた
それが誰だかは、すぐに分かった


「賢治…何で…?」


「彼、ずっと看ててくれたのよ?」


「ずっと…ですか…」


「そう、もっとも、小沢さんがあまりに気持ち良さそうに寝てるもんだから、つられて寝ちゃったけど」


彼女はクスクスと笑ながら言った


ずっと看ててくれたんだ…


嬉しかった
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