大切な時間
家に着くなり
ベットに入った。
布団にくるまり
パパの帰りを
待つ間
…会いたい
…でも会いたくない
交互に
頭の中に出てくる。
私は
どうしたら
いいんだろう。
そんなことを
考えていると
玄関を
開ける音が…
階段を上る音も聞こえ
部屋のドアが開く。
『…来んで。汚い。』
一番最初に
出た言葉。
自分でも
びっくりした。
『…ごめんなさい。』
パパは謝りながら
てを伸ばしてきた。
その手に
すがりつきたい。
…でも
触りたくない。
触られたくない。
『してないよ。』
そんな葛藤の中
パパの口から
意外な言葉が…
でも信じられない。
大人の男女が
ホテルへ行って
何もしないのは
あり得ない。
だから
『してないかも
しれんけど
したと思う事にする。
その方が
気が楽。』
私はパパに伝えた。