出来ちゃった恋愛
店長もしらない『友達関係』だったってことは黙ってる。



まず、他のバイトの人達は俺が結婚してることすら知らないだろう。



でもこの前したキスはヤバかった…。



ゾワゾワした…。



俺ってユズのこと好きなのかな…。



「て、店長の彼女さんはどんな感じですか?」

「ユズちゃんをヤクザにした感じ…」

「どんな感じスか、それ…」

「まぁ帰って来たらわかるって。たぶんそろそろだから」



オーナー…なんだよな…。



どんな怖そうな人なんだろうと思ってから1週間、細身のダメージデニムにサングラス。



長いストレートの髪で短めのTシャツを着たオーナーが帰国した。



「コイツ、新しいバイトの夏川 咲都。18で新婚だから」

「「新婚っ!?」」

「あっ…知らなかった…のか?」

「知らねぇよ!!咲都って結婚してたのかよっ!!」



そんな話しより、俺はただオーナーにビクビクしていた。



かなりキツそうな人だ…。



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