出来ちゃった恋愛
サキとはあの日以来、その話しにはなってない。



あれは本当に一時の過ち。



サキのことは友達として好きだ。



最近付き合い出した彼女をカワイイと褒めていたサキが脳裏を過ぎり…。



あたしがサキの幸せを奪うのかと…。



その後もサキには言えなくて、夜も眠れずに…。



生理が来ないだけで、妊娠してる実感なんかなかった。



病院に行った日から3日、四六時中気持ち悪い症状と、体のダルさ。



倦怠感…。



起きるのも億劫になって。



でも周りに悟られたくなくてムリして学校へ行った。



ここに…赤ちゃんがいる…。



あたしの赤ちゃん…。



だから具合が悪いの?



体の変化についていけない…。



「ゲホッ…」



食べても食べても全部吐いた。



なんであたしが…。



赤ちゃんが欲しい人のとこに行ってよ!!



どうしてあたしのとこに来たの!?



「うぅっ…うわぁ~ん!!」



どうしたらいいのかわからない!!



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