出来ちゃった恋愛
虚ろな目…。



少し赤い顔…。



サキの上に座るような体制になってしまった…。



「水、くれ」

「はい…」

「飲まして?」

「そ、そんなの自分で飲めるでしょ!!」

「へへっ、カワイイな、ユズちゃん」



なんかサキが酔ってるよ!!



いやいや、酔ってるなんてわかってるの!!



違くて、なんていうか…どうしたらいいの!?



「それで、俺のエロDVDはどこ?」

「は?」

「だってユズとヤんの怖いし!!俺、病気になっちゃうよ…」

「話しぶっ飛びすぎだから!!」

「じゃあ相手してくれますか~?」

「誰でもいいの?」

「ん~…ユズがいい」



キュンとした…。



ウソでも嬉しい…。



実際しないけどね。



この酔い方なら明日にはうろ覚えだろうし…。



「お風呂入る?」

「ううん、寝る。ヤる?」

「ベッド行こう。着替えはバスルームだよ?」

「着替えて来る~」



フラフラって…。



酔ってるくせにちゃんと帰って来てくれたんだね…。



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