出来ちゃった恋愛
家に帰るとユズはキッチンで料理をしてる。



長い髪をひとつに纏めてエプロンは黄色。



随分板についた包丁さばき…。



あぁ~…、なんか俺ヤバイかも…。



結んでる髪を見て、あの日のユズをちょっと思い出してしまった…。



白くてキレイな首…。



噛み付きてぇな…。



「うわっ!!サキっ!!ビックリした~…。おかえり」

「ただいま…」

「今日は麻婆豆腐だよ」

「いい匂いだな」



楽しそうに料理をするユズをカワイイと思った。



キスが…したい。



「な、なにっ!?」



手を洗って無意識に引き寄せてた。



結婚したんだ、なにしてもいいよな?



「わかんねぇ…」

「ちょっ…危なっ…」



ユズの唇はよく触りたくなる。



キスしたらドキドキする…。



好きなのかな、ユズのこと…。



「な、なにすんだバカ…」

「ただいまのチューだけど?」

「邪魔だからあっち行け!!」



追い出されちゃった…。



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