出来ちゃった恋愛
次の日、学校に行きサキと授業をサボった。



1年の頃にサキがパクった屋上のカギで屋上に行き、同意書を渡した。



「金は出すから」

「だからサキの子じゃないかもしれないってっ…」

「お前ってそんな女だっけ?不特定多数に股開く女かよ」

「…………」

「俺が知ってるユズは一途な女だった」



今そんなこと言われてもなにも言えない…。



それに予想外の言葉に、頭もついて行かない…。



「そんなこと…どうだっていいじゃん。じゃあ同意書にサイン…」

「ユズっ!?」



グラッとした。



なにコレっ…。



立ってられなくてサキに支えられてる状態。



貧血?



「おい、大丈夫か?」

「ごめん…。座るっ…」

「膝貸すから横になってろよ…」



寄り掛かりながら座り、気持ち悪過ぎてサキに甘えた。



水飲みたい…。



「そんなに辛いのか…?」

「いや、貧血は初めて…」

「つわりとかってヤツは…」

「食べても吐くよ…。水くらいしか受け付けなくて…」



このまま死ぬんじゃないかな…。



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