出来ちゃった恋愛
それ以上動けなくなって、ただ小さくなった。



「ユズの首から肩のライン、コレ好き…」

「あぅっ…ちょっとサキ…」

「ん~?」

「ゾワゾワするからやめてっ…」



肩に何度も唇を落とすサキのせいで頭がおかしくなりそう…。



もう出たいのに裸を見られたくないから出れないじゃん!!



お湯は入浴剤のおかげで濁ってはいる。



でもこの密着度はやっぱりムリだよぉ~…。



「腹触っていい?」

「や、ヤダよ!!」

「変な意味じゃなくて、直で触ったらどんな感じかなって…」



サキもパパなんだ。



チビ太の親なのに恥ずかしくて触らせられない…。



でも父性を養うって意味なら触らせた方がいい!?



「お腹…だけね?」

「うん、どこ?」

「手、出して…」

「はい!!」



サキの手を取ってあたしのお腹に当てた。



大きなサキの手があたしのお腹に…。



「今チビ太に超近い…」

「そうだね…」

「早く顔見てぇなぁ。死ぬほどカワイイんだろうけど」



サキは出来た男だ…。



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