出来ちゃった恋愛
夜はみんなでオーナーと店長さんの部屋に集まってご飯。



もちろんアルコールは入るわけで。



「サキ、あんまり…」

「飲みません。これは烏龍茶であります!!」



酔ってるよ…。



お酒の失態があるせいか、あんまり飲んでほしくはない。



そもそも未成年なわけだし。



オーナーは一升瓶片手に料理をバクバクと食べてます。



美人でスタイルがよくて、印象は『自由人』って感じ。



代わりに店長さんがしっかりしてるみたいで均等は取れてる。



「ユズちゃん、何ヶ月?」

「もうすぐ8ヵ月です。苦しくて…」

「触ってもいい?」



湯野さんの彼女さんがあたしに興味を示した。



お腹を触って喜ぶ姿あたり、女のコって感じ。



歳は20歳だって言ってた。



「咲都君とは高校で知り合ったの?」

「そうですね」

「美男美女だよね~。あたしなんかチビだし…」

「サキは小さい人の方が好きみたいですよ~」

「えっ!?ユズちゃんカッコイイのに!?」



カッコイイは嬉しくない…。



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