出来ちゃった恋愛
俺とはちょっと違う系統で、カラフルな服…。



チャラくはなさそうで安心した。



キャラ被りはいただけない。



「おい、咲都、キャップの並び雑」

「あっ、今からです…」

「チャッチャとやれ」

「は~い」



湯野さん、イライラしてんな…。



そりゃそうか。



湯野さんは1ヵ月丸っと休んでない。



まぁ店長になるわけだからそのことで忙しいんだろうけど…。



「湯野さん、新しく服買いましたね…」

「だからなんだ?」

「値札着いてるっス…」

「は!?マジ!?ちょっ、切って?」

「動かないでね?湯野さん、頑張りすぎてるから仕方ないけど。接客は俺と田嶋さんでどうにかするからさ」

「さっき怒ってごめん…」



はははっ!!



なんだコレ!!



なんか超ウケる!!



さぁ今日も笑顔で頑張るか!!



「ねぇ、咲都君って北二高だった?」

「そうだけど…」

「ミサキって知ってる?」

「女?さぁ?」

「俺の元カノ、あの時は寝とってくれてありがとう」



はぁ…?



マジかっ!!



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