出来ちゃった恋愛
気まずっ…。



超気まずっ…。



「別に恨んでないから。夏川 咲都にケンカ売る気もなかったし。だけど会ったら言いたかった」

「ご、ごめ…」

「今日からよろしく」

「こちらこそ!!」



下っ端ができたって喜んでられるのは一瞬だった…。



きっと俺はコイツに頭が上がらん。



一気に憂鬱…。



そしてショップで働き終われば急いでバー。



「おはようございますっ!!」

「早くフロア掃除して」

「は~い!!」



もう忙しい…。



掃除したら酒の補充してサラッと腹ん中に何か入れたらすぐ客が来る。



「いらっしゃいませ」

「咲都く~ん!!今日もカワイイね~!!」

「カウンターがいいですか?」

「テーブル!!」



天理さん狙いの客はみんなカウンターに座り、俺狙いの客はテーブルに座る。



うん、確実にそんな目で見られてると感じる時はあるわけです。



でも忙しくてそれどころじゃないのさ。



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