出来ちゃった恋愛
なんかずっと痛いって言われ続けてるとこっちも慣れてきてしまうわけで…。



「メシ食ってくる」

「…………」



殺されるんじゃないかと思う目つきで睨まれたけど腹が減ってはなんちゃらだから。



まぁ俺が戦うわけじゃないですけど…。



キッチンに行き、お湯を入れて3分。




いただきまぁす。



テレビを見ながら食ったカップラーメン。



ユズはまだ苦しんでるんだろうな…。



「うぅぅぅ~…」



たまに聞こえるうめき声が申し訳なさを掻き立てる…。



自分の子が産まれるってのに俺はどこも痛くないっていう…。



女に産まれなくてよかったと思ってしまった。



「死ぬからっ!!」

「あっ…」

「病院行く!!マジ死ぬ!!あっ…痛っ…」



ユズが行くというから車で連れてった。



前もって入院の準備をしてたユズが偉いと思う。



寒い外にも関わらず、全く上着なんか着ようとしなくて。



とにかくユズが必死。



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