出来ちゃった恋愛
心の準備が出来てないってわけじゃない。



サキのことは大好きだし…。



もちろん、二人目を産むなら計画的に産みたいし…。



でもなんて言えばいい!?



「ほら、旅館戻るぞ」

「あっ、はい…」



戻った旅館でお互い温泉タイム。



久しぶりの露天風呂を満喫した。



部屋に戻った時にはサキがテレビを見ていて、めったに見れない浴衣姿にやっぱりキュン…。



「3割り増しで美人に見えますな、奥さん」

「そ、そう?」

「腹減ったな。メシまだかな?」

「あと1時間もあるよ」

「じゃあ仮眠取るんで起こしてくだされ」

「了解」



座布団を並べてその上に横になったサキに上着をかけた。



そばに座るあたしの指にサキの指が絡んで来てギュッと握る…。



なんか今…幸せ感じてるかも…。



そのままなにも言わず手を繋いでた。



ご飯が運ばれて来て、バッと手を離すとサキもお目覚めで。



「刺身とかどんだけぶり!?」

「家で出さないもんね~」

「超うまそ~!!」



とにかくふたりで贅沢を満喫しました。



< 352 / 440 >

この作品をシェア

pagetop