出来ちゃった恋愛
使ってない和室に布団を敷いて、あとはゆっくり。



「うめ~!!久しぶりに飲んだ」

「俺も~」

「ってかマジであのコ、落とす気ならどうすんの?」

「映画行く約束したし~」

「京が映画!?マジで!?絶対寝るだろ…」

「そこは愛でカバーだろ」



京が『愛』とか言ってる~…。



マジ怖~…。



「愛といえばさ、愛ちゃんと友達らしい」

「愛とか懐かしいな」

「やっと彼氏出来たらしいぞ」

「へぇ~、よかった」

「イヤじゃねぇの?元カレ君」



イヤなわけない。



俺が傷つけたんだ。



次に進んでくれてよかったとすら思う。



「男って未練がまし~い。嫁の入浴中に元カノの話しとか、女々しすぎて笑い話にもなんねぇ」

「い、いや!!なんとなく愛の話しになっただけで!!俺から振った話しだから咲都は悪くねぇよ!?」

「友達が言い訳とか、最悪~」

「だからマジで!!愛ちゃんと咲都は今はなんでもねぇから!!」



ユズもわざと言ってるし…。



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