出来ちゃった恋愛
今のはこっさんの仕返しだったみたいで、こっさんは京が好きだっ…!?



「お前京のこと好きなわけ!?」

「知らなかったの?ユズが言ってんだと思ってた」

「京かよ…。こっさんはカワイイし、俺らのマスコット的存在だからぜひ、京はやめてほしい」

「あんたが言えることですか?仕方ないじゃん、好きになっちゃったんだもん…」



初めて見たこっさんの恥ずかしそうな顔…。



こっさん、カワイイ…。



「ユズはユズって呼ばれるくせにさ、なんであたしは『こっさん』なの?」

「京に名前で呼ばれたい感じスか…」

「うん…」

「恋っスね~」



俺はユズにそんな顔させられんのかな…。



いつか、何年後かに…。



「サキはユズのこと、ちゃんと幸せにしてくれるの?」



長い爪にキラキラネイルがストローを持ちコーラを飲むこっさんがなんだか寂しそうに見えた…。



ユズを思ってくれてる証拠だ…。



「堕ろすことも考えてたから言えなかった…。でもユズ、最終的にこっさんになら言ったんじゃねぇかな?」

「当たり前だよ!!」

「ユズは俺が守るよ、こっさん」



やっと笑顔を見せてくれた…。



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