出来ちゃった恋愛
やっぱりユズがひとりで悩んだことが気に食わなかったそうだ…。



「これからどうするの?」

「仕事探して、ユズの両親説得する」

「ユズのパパはちょっとね~…。厳しいからなぁ~…」

「まずは仕事。出産費用ってヤツも貯めなきゃなんねぇしさ」



それから働きたい場所のことで話し合った。



俺ができることをやらなきゃ、先には進めない。



「ユズに謝っといてくれる?あたしからメールも入れるけど」

「ありがと、こっさん」

「頑張ってよ、マジで」

「おぉ、任しとけ!!」



こっさんは今から学校に戻るらしい。



帰ったら京も学校に戻して、職探しにでも出かけるか…。



家に帰ったら京がユズを慰めてた。



「ユズ、こっさんがごめんだって」

「こっさ~ん…」



子供みたいに泣いてるユズ。



困った顔の京。



「京、後は俺が…」

「ん、まず…なんかあったら力になるから。ひとりで抱えんなよ?」

「俺、お前好きだな…」

「オェ~…。じゃあな」



京とこっさん、本当にありがとう…。



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