透明な世界


「美波ちゃんって強いな!」


そんなことに耐えてきたなんて・・・


「そんなことないよ・・・弱いからみんなとは違う校区の学校に進学したし・・・友だちいないし・・・」


「大丈夫!あと少ししか一緒にいれないけど、俺は美波ちゃんの初めての男友達!」


湊君はそう笑って言ってくれた。


「私なんかの友だちになってくれるの?」


「もちろん!幽霊でよかったら」


そう笑いながら言ってくれた。


「もちろん!これからよろしく!」


これからは美波も俺の友達だ!





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