透明な世界


「うん・・・椎名君だよね?」


「そうだけど・・・」


苦笑いしながら言う椎名君。


「あれっ!?死んだって聞いたんだけど・・・」


なんで目の前にいるの?


「俺死んだよ・・・」


「こいつこの通り幽霊だよ・・・」


そう言って横にいた男の子が椎名君の体の中に腕を通した。


「うそ~!」


そう言って私は倒れてしまった。





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