透明な世界
〔湊〕
邪魔者の誠がいなくなったところで美波を連れて行こう。
俺は美波を呼んだ。
手を繋いで走ることはできないから俺が先に走った。
「ちょっと待ってよ!」って言われたけど待てないから。
早く早くと手招きをする俺に美波が近づいてきた。
ここから先は岩場になっているから通りたくなかったけど時間がないから通ることにした。
そしてついたのがこの場所。
俺が1日かけて探し出したこの海が一番綺麗に見える場所。
美波の目が輝いているのを見てすごく嬉しかった。
「美波誕生日おめでとう!」