透明な世界


〔美波〕


砂浜に戻ってから、写真を撮っている私の横には湊君が座っている。


「空はどこまでも繋がってるから!離れててもそばにいるって感じるからかな!」


その言葉を聞いてなんだか心に残った。


湊君が寝転んで空を見ていたから私も見てみると、茜色に染まっていた綺麗だった。


誠君が帰ってきたと思ったらケーキを持っていた。


2人が私のために誕生日の歌を歌ってくれているのを聴いていてすごく嬉しかった。


誠君から誕生日プレゼントって携帯ストラップをもらった。


湊君からは綺麗なネックレスをもらった。


高そうなネックレスを湊君の変わりに誠君がつけてくれる。


「返されても困るよ?」と言われて返すこともできないからもらうことにした。





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