青騒のフォトグラフ―本日より地味くんは不良の舎弟です―

▽友情に恋に…。


友情にも色んな顔かたちがある。支えるものもあれば、傷付けたり、時に妬んだり、羨望したり。

様々な感情があっての友情が成り立ってるんじゃないかと、私は思っています。


だからモトや利二の存在はお話の中では重要なキーパーソンでした。


各々舎兄弟に嫉妬して僻んで、なかなか相手を受け入れられなくて…、それでも最後は相手を認める。信頼を置く。良い意味で好敵手になる。


モトにとっての好敵手は謂わずもケイです。


彼はヨウを尊敬している故に、舎兄の背中を預かっているケイに嫉妬を抱いていました。一種の羨望かもしれません。


同じように利二にとっての好敵手は謂わずもヨウです。

彼にとってケイは一番の友達、その取られる友達を取られるというのは…、やっぱり嫉妬したり、寂しかったりします。


そういった友情の顔を色んな方向から描きたかったのです。


この作品で少しでも、友情の顔が描けていれば、また感じ取ってもらえれば幸いです^^