君が、好き。〈短編〉
私は君の背中を追いかけた。
「ねぇっ!」
君が、振り返る。
「…初めてあったときから、好きでした!」
恋人だらけの神社で、
私は君に、想いを伝えた。
君は少し、下を向いていた。
自信がなくなった。
お願い、ねぇ。
好きだよ――――。
「俺も好きだよ。つきあってください」
…
恋人だらけの神社の中で、
私と君は恋人になった。
恋人たちに冷やかされながら、
手を繋いで、照れながらあるいた――――。
イルミネーションが光った。
二人で願った、
『一生一緒にいれますように』
どうか、叶いますように。
ー終わりー