生きたがりの青年と死にたがりの少年
そんなことを考えながら、俺は眠りに就いた。
ヒロの布団の真横にいるのに、遠く感じていた。
翌朝、ヒロは俺より先に起きていた。
「ショウ君、おはよう。」
「ん…あぁ。おはよ。」
重たい体を起こす。
「ご飯、ご飯!」
ヒロは朝御飯が待ち遠しいみたい。
彼は空腹を満たすということを覚えた。
ヒロは嬉しそうに、朝御飯のピザトーストを食べた。
リンゴジュースを喉を鳴らしながら勢いよく飲む。