生きたがりの青年と死にたがりの少年
ヒロは、暴力からは解放された。
たまに下校時に義理の父親に遭遇し、無理矢理家に連れられ、暴力を受けていた。
その時に自殺を図っていた。
苦しい、怖い、恐い。
死にたい。
たった8歳の子供が、こんな残酷な気持ちを持っていた。
死にたがりは死にたがりのままなのか?
「生きて、何になるの?」
わからない。
俺達は、何が望みで何の為に生きている?
生きることは幸福?
ヒロにとって生きることは不幸?